2015/06/08

憎むべきニセモノ展


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ブランド古着店RAGTAGの展示会「憎むべきニセモノ展2015」に行ってきました。
バイヤーさんが間違えて購入した模倣品らしく(腹立たしい話ですね!)ニセモノを本物と並べて見比べることができる、手に取って触れる非常に面白い企画の展示会です。

概要

「憎むべきニセモノ展」とは、なかなか見る機会の少ない様々なブランドの模倣品を公開する、入場無料の展示会です。模倣品と正規品を約50組、その違いをわかりやすく表示して比較展示し、手に取って見比べながらご覧いただけます。模倣品の怖さを感じていただき理解を深めることで、消費者の被害および模倣品の撲滅を目指します。
引用元:ラグタグ

ということで、私たちデザイナーとは切っても切れない「パクリ」を、洋服を通して感じ取って来ようと思い行ってきました。

ずるいやり口と、比べるとわかる粗悪さ

正直、本物と並んでるのを見たらニセモノがどっちなのか、ほぼ当てることができました。
やっぱり粗悪品は粗悪品。本物には着心地とか、作る過程で産まれる思いやりとかがこもってたり、細部までこだわりを感じます。
でも、ニセモノだけが置いてあって、本物のように売られていたら勘違いするかもしれない…。ぞっとしますね。

特に酷いと感じたのは、「ロゴ」への扱いです。本物よりずっと大きくロゴを入れてる靴が多かったです。これでもかって感じで。
ブランド品の顔であるロゴが、ここでは悪意を届ける活躍をしてしまうわけです。

知らずに作るという悪

ニセモノは中国なんかで作られることが多いらしいです。中国ではニセモノと思わず作ってるのでは?という意見も見ました。
知らなかったら良いって話ではない。と作り手として思います。

著作権の裁判では知らなかったでは許されていない判例が多数ある訳で、作った物を模倣されればされるほど、本物を作る人たちは苦しめられますし減って行きます。
素材を準備する時間、着心地のチェック、トレンド、季節、人に似合わせること、色々な悩みがそこにある訳で、それをすっ飛ばして見た目まねして楽して儲けてる人がいたら馬鹿らしいではないですか。

見た目同じの安いもので良い。なんて思うのは辞めて欲しいです。
自分の価値も下げていきます。そもそもを作る人もいなくなるのです。

もっと知って欲しいし、広げて欲しい展示会

場所が狭かったんです。原宿のRAGTAGの1フロアを半分だけです。非常に見応えのあるものだったので、年に数回行うか、規模を大きくして開催して欲しいなと思いました。わがままだとは思いますけど…。
触れて知る「本物とニセモノの差」て、本物を知り続ける以上に感性を高めてくれます。
私はブランド大好きって人ではないんですが、社会人になって良い物を長く着ようと思うようになりました。作った人と直接やりとりできるものを買ったりもします。

ニセモノ撲滅大賛成です。本物がずるい手においやられませんように。

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画像:たじまちはる

この記事を書いたのは > たじまちはる

企業/事業戦略、ブランド戦略、販促計画など、根本を組立てる仕事が得意。
紙、立体物、店頭、Web、動画など幅広い分野の企画とデザインに携わっています。

デザイン(和訳:設計)を活かすためのお勉強記事を主体に執筆してます。

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