PVだけで見ない。ニーズと効果も見てコンテンツの見直しをした私のサイトの話。

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サイトをリニューアルしました。ツメの甘い部分もありますが、コンテンツの優先順位をニーズ(需要)と目的達成で見直したのでそんなお話をしようと思います。

補足1:PV、CV、ニーズについて

PV=ページビュー数。WebサイトやWebページが読み込まれた回数を示す値を指す。
CV=コンバージョン率。変換、転換、交換の意味を指す言葉だが、ネットの世界では獲得できる最終的な成果を指す。
ニーズ=この記事ではユーザーが求めるもの、需要・欲求を指す。

補足2:(詳しい方むけの補足)UUで考えないのか?

本当いうと、いろんな側面で計測したのですが、柔らかく伝えるためにあえてPVで考えました。

ニーズで見直すコンテンツの優先度

ニーズに沿わない情報の押し付けはやめた

残念なことに、当サイトはユーザーのニーズと真逆の流れを踏んでました。

唐突な結論ですが。下記の流れに見直しました。

画像:理念、制作実績、ブログの流れから、ブログ、制作実績、理念の流れに見直しました。

PV、CV、ページの滞在時間で求められてるものを図り、自分が作れる価値について見直したのです。

PV数で素直に捉えた

ユーザーの反応を素直に捉え振り分けました。数値は伏せさせてください。

画像:ブログ、理念、制作実績の順に集客があったのに、理念を一番目立たせていた

PVの割合はブログ7割、理念2割、制作実績1割です。これを見ると「このサイトはブログ人気がすごい!」って感じですが集客だけで捉えるのはとっても危険です。

詳しくは後述するのですが、他の側面で図ります。
・仕事の問い合わせは制作実績が圧倒的で、
・TOPは滞在時間が短いことがわかりました。

理念より実績の方が「ちゃんと見てもらえてる」し、ブログより実績の方が「仕事」に繋がってるというわけです。

集客(PV)と目的達成(CV)で掘り下げて考える。

データに目的を足して、掘り下げて調べた。

ページを開いた数が多くても、目的に達してないと違うんですよね。
ということで目的達成への道のりを模索しました。

目的

・私への問合せ(お仕事や横のつながり)
・記事が誰かの役に立ち、広めてもらえること
・私の考えとかを知ってもらってえると、なお嬉しい

下記はマーケティングのフレームワーク、顧客深化の図です。顧客の興味・欲求レベルにどのコンテンツが訴求できているかを整理します。これによって、お客様になってもらうまでどんな流れがあるか想定します。

customer-deepning02

集客>認知(欲求喚起)>サイトのファン(拡散)>問合わせの順でしょうかね。
カッコ内はコンテンツの魅力次第です。この段階では割愛します。

PVのためのコンテンツと、CVのためのコンテンツを作ろう

では、先ほど考えた流れに合わせて集客、認知、問合わせで効果を洗い出してみましょう。

pv-cv-chart

・ブログは集客と認知に強く、同業者の友人知人が増えました。
・制作実績は少ないPV数で問合せにつながってます。
・理念は自分の意思を貫き、協賛してくださる方に向けた大切な基盤です。

集客(ブログ)>認知(記事の質、制作実績)>ファン、お客様へ(記事、制作実績、理念)ですかね!そこから拡散でその輪をもっと広げる作戦です。

他の流れもあるはずですが、大きい方針の決定なのでこれだけでお許しを…(こそこそ…)。

考えてよかった。ニーズで私ができることに気づけた。

制作当初は意識も低く見せ方も流れに任せていたブログでしたが、記事を書くことで得たものがあります。

・デザインを目的達成で見てくださる方が増えたこと
・知り合いが増えていく楽しさ
・記事を楽しんでもらえる幸せ
・教えて欲しいと言う声が嬉しい。

反応があったから【デザイン「を」伝える】行為が好きになり、仕事にしたいと思うようになりました。 人に教えると知識が深まり【デザイン「で」伝える】力が増したのです。

pv-cv-cycle

価値と考え方「を」知ってもらう > 話し合えることで効果が高まる 自分の知識が深まる > 作ることで効果を示す

コンテンツは【ブログ/デザイン「を」伝える】と【制作実績/デザイン「で」伝える】をメインに決めました。

最後に

さて、今までおまけだった「ブログ」は自分なりに磨くための工夫をしました。次の記事で書きたいと思ってます。

1カラムと2カラムを混ぜた見せ方や、コンテンツを目的に合わせて整理したお話を書く予定なので、ご興味あればみてくださいませ。

ここまで読んでくださってありがとうございました!今後もどうぞよろしくお願いします〜!

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たじま ちはる

画像:たじまちはる

マーケティングとデザイン

ヒトとモノとコトを最適な形で伝えるために、戦略、マーケティングを理解し、目的を達成するためのデザインを行う。
デザインの設計という面を伝えること、デザインとその周囲をつなげていくために、登壇や個人メディアでの発信にも力を入れている。