デザイン・ビジネスモデル的なことを書くEveryDesign +を立ち上げました。 デザインの勉強 2016/09/19 Tweet Pocket 本日EveryDesign +を立ち上げました。ロングセラー商品やヒット商品のバックグランドを伝えていくサイトです。ちょっと宣伝と、なぜ作ったかを語らせてくださいませ。 そもそも私はEveryDesign.instaという「デザインを身近に楽しく学んでもらうためのInstagram」をやっています。一口メモのようなメッセージを添えた日常のデザイン集です。 その先を作りたいなと思った理由を書き綴ります。 ここから話すデザインとは、細分化したものではなく、デザイン(和訳で設計)という世界の話をしています。目的に対して正しいアプローチの仕方を探っていく行為です。 (詳しくはこちらの記事に書いてます) ○目次 ・オリンピックのロゴ問題について考えてた ・デザイン理論はデザイナーだけのものか ・デザインしない方と歩み寄りたい ・デザインは誰のもの? ・この活動にビビってる自分がいる オリンピックのロゴ問題について考えてた デザイナーの仕事は「形作り」と思われる事も多いです。形で見る。そんなの当たり前のことですよね。当然世にでるのは完成系。そこを理解して作るのがデザイナーです。 でもデザインを決定する人は「役割とリスク」を理解しないといけないので困りものです。じゃないとリスクが急に襲いかかって来ます。 どんな状況で、どんなサイズでも印刷で潰れず、画面で見てもある程度色を守れ、ちゃんと同じものに見え、反復記憶で人に刷り込みをさせられるか、人の心を動かせるのか、目的を達成できるのか。法律は守れているのか。 論争する気はないけど「崇高でかっこよくておしゃれな感覚的世界」という価値観と「デザイン(設計)」の溝を埋めていきたいなって思いました。いろいろなアプローチがあるかと思いますが、私が学んできたデザインの事例を物を通して伝えていきたいです。 デザイン理論はデザイナーだけのものか 私の代のデザイナーたちは幸せだと思います。私が通っていた大阪芸術大学では制作ソフトの使い方なんてほぼ授業に存在しませんでした。意図のあるものづくり、企画書、デザインマーケティング論、デザインマネジメント、歴史の授業が主でした。 若いデザイナーは、もうデザイン理論は耳タコかもしれません。 デザイン理論を知るべき人はもうデザイン理論を知っているし、知りたくなった人は学べるチャンスがたくさんあるはずです。 下記はデザイン理論に触れている本です。紹介したい良書がまだまだあるぐらいです。 デザインのデザイン、クジラは潮を吹いていた、コミュニケーションをデザインするための本、webデザインコミュニケーションの教科書、ロゴデザインラブ、デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス、アイデアが生まれる一歩前の話、さよならインターフェース。 読むたびに学びがあり、じわりじわりと知識を掘り下げてきました。でも「この話は何度も聞いた気がするな…」って時々思ってました。(もちろんいつも新しい学びはありますよ!) 何度も聞いたこの話を、また何度もデザイナーだけに届けるのかな?と疑問を持ちました。 デザインしない方と歩み寄りたい デザイン理論の次のステップとして、届け方を考えたいのです。 デザイナーに向けてないデザインの話をしたい。「どう伝えようか。そのまま伝えたって興味ないものを押し付けることになるしなあ。関わりあう職業との兼ね合いを語るのか…。」 悩んだ末、デザインの上層工程「マーケティング」を通し、言葉で語れる知識を混ぜて、デザインの話をするぞ!っと決意しました。 デザインは誰のもの? デザインは、伝えたい人と伝えられる人のために。 それなのに、いつも 「簡単にできると思ってるでしょ」 「デザインはその裏の作業があるのに!」って言ったりしてました。 そこを伝える作業を抜かしてきた気がします。 もしくは、お仕事で関わる人とだけ、つなげてきた気がします。 デザインの裏側なんて興味ない人も多いと思いますけど、できるだけ寄り添って、近づいて「気づき」の瞬間を作ったり、知りたいと思ってくれたその時に出せる「回答」として形を作れたらいいなって思います。 こちら主体で発信するのではなく、入ってくる人に向けて施策を行う形を考えてます。外国向けでない方のインバウンドマーケティングの考えかたです。 この活動にビビってる自分が居る デザインに対していろんな意見が飛び交うし、私はビビリで、普通に人の目を気にするし、カッコつけたくも時々なるし、気が弱いです。 その上コーディングはかなり勉強しないとダメな現状です。いつも嘆いてる、ペーペーです。 すごい怖いけど、記事を書きながら作る人の想いを浴びて勇気を絞りながら、デザインの本質とはどこか探り、もがきたいなと思います。 ボロボロかもしれないけど、じわじわ進めていきますので良かったらお楽しみくださいませ。デザイナーさん、マーケターさん含め広く読んでもらえるものになるようがんばります。 Tweet Pocket