しごと内容の言語化と共有のススメ!言われた通りにやる・やらない論争はどちらも正か? designdirectionワークフロー デザインの勉強 2017/03/30 Tweet Pocket 暗黙の了解を「言葉>理解」に変えるチームのお話しを始めましょう! 少し時間はとりますが後の工程がスムーズに変わります! 本記事はデザイナーとディレクターが主体のお話しですが「曖昧を仲間と理解し、分けあうお話」に興味あったら、ぜひ読んでくださいね! 目次 終わらない「やってくれてない」「勝手にやるな」論争 みんな会社で何やってんの?現実を見てみた! 「ディレクター」役職の方のお仕事 「デザイナー」役職の方のお仕事 被ってるもの、真逆のもの、人それぞれ。 私はここまでできる。やりたい。現実と事実の言語化 私たちは問題解決するのもお仕事だったはず。 話し合いに向き合ってくれない…について。 終わらない「やってくれてない」「勝手にやるな」論争 私の周りだけだったらゴメンなさい。 友人、知人のディレクター、デザイナーが両極端の愚痴をこぼすことに疑問があったのです。 ディレクターからデザイナーへの真逆の愚痴 「言われたことしかしない」 「固まってるのに余計なことされた」 デザイナーからディレクターへの真逆の愚痴 「あっちが固めた内容に沿ったのに…」 「あっちが聞いてこないから提案したのに」 例えば「どこまで提案し、どこまで指示通りに徹するか」を事前に言い合えば伝わったのでは? それが「暗黙の了解」的に割り振られ、入れ違う事があるのは、お互いの過去が違うからかも。 ディレクション=導く人。でも導き方は人それぞれ。 デザイン=設計。でも設計の仕方は人それぞれ。 「真逆の愚痴」の原因は、お互いがどこまで踏込むか話合えてないのかも。 一緒に考えたいが言葉になってないとか、お客さんと固めたからそのまま進めたいとか… この職種の人はこの役割!って言う人が居て、決まりがあるように見える。 でも理想と現実は違います…。 みんな会社で何やってんの?現実を見てみた! みんなに会社で何してるんですか?って聞いてきたまとめです。 「ディレクターの方々がやってること一覧」 (10名以上にインタビューしてます!) 「ディレクター」役職の方のお仕事 特に多い役割:営業、マネジメント、企画、マーケティング ・企画/戦略 ・ワイヤー作成 ・ヒアリング ・要件定義 ・スケジュール ・飲みとか、挨拶回りとか、営業とか ・コンセプト作成 ・プレゼン ・見積もり・契約 ・マネジメント ・ブランディング 「デザイナーの方々がやってること一覧」 (10名以上にインタビューしてます!) 「デザイナー」役職の方のお仕事 特に多い役割:早く見た目を作成、意図を考えた設計、企画 ・見た目をつくる作業 ・制作意図を込めた設計 ・情報整理 ・写真調整 ・素材選定 ・文章がなかったら考える ・プログラムを意識した制作 ・足りない要素の整理と声かけ ・企画/戦略 ・プレゼン ・ブランディング ちなみに本を基にすると ウェブデザインを仕事にする。では下記の職種がWebデザインに関わると言います。(媒体を狭めるつもりは無いのですが、一例としてWEBの話を) Web制作に関わる方々 ・クライアント ・営業 ・統括ディレクター ・ウェブディレクター ・ウェブプロデューサー ・プランナー ・アートディレクター ・インタラクションデザイナー ・モーショングラフィックスデザイナー ・UIデザイナー ・webデザイナー ・フォトグラファー ・イラストレーター ・ライター ・フロントエンドエンジニア ・プログラマー 参考:ウェブデザインを仕事にする。 被ってるもの、真逆のもの、人それぞれ。 この状態では「デザイナー」と「ディレクター」が行き違うのは当然です。誰が悪いとかじゃなく、どっちにも言い分がある。 お互いの許容と助け合いのお話をしませんか? 私はここまでできる。やりたい。事実の言語化 「デザイン・ディレクションやってます。」と言っても含みがあり答えが見えません。 営業がディレクションすることもあれば、デザイナーが企画したり、プランナーやマネージャーのいる所もあります。 私たちは問題解決するのもお仕事だったはず。 お互いの問題解決もできるのでは?「こうすべきなのに」はある意味理想です。 「これができる。これ以上はしんどい」の現実を伝え合ってみません? ということで実行。役割について話し合ってみました。 言ってどうなるか ・フローの見直し ・得手不得手の把握 ・お互いの業務内容のすり合わせ ・足りてない作業をどう埋めるか(誰が担当か、誰かに入ってもらうか) ・進行の妨げとなる部分の解決 ・お互いができる作業のゆずり合い ・必要な行動を擦り合わせて進めるように ・当たり前の暗黙了解が減る>意思疎通が確実に。 「やってきたこと、やりたいこと」を否定せず伝え合う。話合いで見直しが起きました。 文句を意見に変える→伝えあう→論理的に解決する。声を掛け合う時間も増えます。 ちなみに私は、足りない役割をどう足すか、助け合うのか検討中…。 話し合いに向き合ってくれない…について。 「上流工程の人や担当者と話し合えない」 「聞いてくれない」 「話す機会がない」 私も経験があります。 「周りの協力を得る」「話し合う」「我慢する」を繰り返してましたが、「人に近づく」という手段もあるようです。 頼るのではなく、少し近くに寄るのです。 「どんなことやってるんですか?」「できることありますか?」「ここが難しくて…」など些細な会話で話を深められます。 難しいかもしれないけど、話合えないチームを話合えるチームにするキッカケに、ぜひ挑戦を! みんなで、みんなの悩みも解決するデザイン思考していきませんか?以上です。 おまけ:面接の際に活かしてください。 制作物や役職の聞き取りだけでなく、やってきたことを役割として言語化してもらい、自分たちがして欲しいことも役割として言語化して伝えられたら、すれ違いも少し減るかもしれません! Tweet Pocket