しごと内容の言語化と共有のススメ!言われた通りにやる・やらない論争はどちらも正か?

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暗黙の了解を「言葉>理解」に変えるチームのお話しを始めましょう! 少し時間はとりますが後の工程がスムーズに変わります!

本記事はデザイナーとディレクターが主体のお話しですが「曖昧を仲間と理解し、分けあうお話」に興味あったら、ぜひ読んでくださいね!

終わらない「やってくれてない」「勝手にやるな」論争

私の周りだけだったらゴメンなさい。
友人、知人のディレクター、デザイナーが両極端の愚痴をこぼすことに疑問があったのです。

ディレクターからデザイナーへの真逆の愚痴

「言われたことしかしない」
「固まってるのに余計なことされた」

デザイナーからディレクターへの真逆の愚痴

「あっちが固めた内容に沿ったのに…」
「あっちが聞いてこないから提案したのに」

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例えば「どこまで提案し、どこまで指示通りに徹するか」を事前に言い合えば伝わったのでは?

それが「暗黙の了解」的に割り振られ、入れ違う事があるのは、お互いの過去が違うからかも。
ディレクション=導く人。でも導き方は人それぞれ。
デザイン=設計。でも設計の仕方は人それぞれ。
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「真逆の愚痴」の原因は、お互いがどこまで踏込むか話合えてないのかも。
一緒に考えたいが言葉になってないとか、お客さんと固めたからそのまま進めたいとか…

この職種の人はこの役割!って言う人が居て、決まりがあるように見える。
でも理想と現実は違います…。

みんな会社で何やってんの?現実を見てみた!

みんなに会社で何してるんですか?って聞いてきたまとめです。

「ディレクターの方々がやってること一覧」

(10名以上にインタビューしてます!)

「ディレクター」役職の方のお仕事

特に多い役割:営業、マネジメント、企画、マーケティング

  • ・企画/戦略
  • ・ワイヤー作成
  • ・ヒアリング
  • ・要件定義
  • ・スケジュール
  • ・飲みとか、挨拶回りとか、営業とか
  • ・コンセプト作成
  • ・プレゼン
  • ・見積もり・契約
  • ・マネジメント
  • ・ブランディング

「デザイナーの方々がやってること一覧」

(10名以上にインタビューしてます!)

「デザイナー」役職の方のお仕事

特に多い役割:早く見た目を作成、意図を考えた設計、企画

  • ・見た目をつくる作業
  • ・制作意図を込めた設計
  • ・情報整理
  • ・写真調整
  • ・素材選定
  • ・文章がなかったら考える
  • ・プログラムを意識した制作
  • ・足りない要素の整理と声かけ
  • ・企画/戦略
  • ・プレゼン
  • ・ブランディング

workslist

ちなみに本を基にすると

ウェブデザインを仕事にする。では下記の職種がWebデザインに関わると言います。(媒体を狭めるつもりは無いのですが、一例としてWEBの話を)

Web制作に関わる方々

  • ・クライアント
  • ・営業
  • ・統括ディレクター
  • ・ウェブディレクター
  • ・ウェブプロデューサー
  • ・プランナー
  • ・アートディレクター
  • ・インタラクションデザイナー
  • ・モーショングラフィックスデザイナー
  • ・UIデザイナー
  • ・webデザイナー
  • ・フォトグラファー
  • ・イラストレーター
  • ・ライター
  • ・フロントエンドエンジニア
  • ・プログラマー
参考:ウェブデザインを仕事にする。

被ってるもの、真逆のもの、人それぞれ。

この状態では「デザイナー」と「ディレクター」が行き違うのは当然です。誰が悪いとかじゃなく、どっちにも言い分がある。
お互いの許容と助け合いのお話をしませんか?

私はここまでできる。やりたい。事実の言語化

「デザイン・ディレクションやってます。」と言っても含みがあり答えが見えません。
営業がディレクションすることもあれば、デザイナーが企画したり、プランナーやマネージャーのいる所もあります。

私たちは問題解決するのもお仕事だったはず。

お互いの問題解決もできるのでは?「こうすべきなのに」はある意味理想です。
「これができる。これ以上はしんどい」の現実を伝え合ってみません?

ということで実行。役割について話し合ってみました。

言ってどうなるか
  • ・フローの見直し
  • ・得手不得手の把握
  • ・お互いの業務内容のすり合わせ
  • ・足りてない作業をどう埋めるか(誰が担当か、誰かに入ってもらうか)
  • ・進行の妨げとなる部分の解決
  • ・お互いができる作業のゆずり合い
  • ・必要な行動を擦り合わせて進めるように
  • ・当たり前の暗黙了解が減る>意思疎通が確実に。

「やってきたこと、やりたいこと」を否定せず伝え合う。話合いで見直しが起きました。

文句を意見に変える→伝えあう→論理的に解決する。声を掛け合う時間も増えます。

ちなみに私は、足りない役割をどう足すか、助け合うのか検討中…。

話し合いに向き合ってくれない…について。

「上流工程の人や担当者と話し合えない」
「聞いてくれない」
「話す機会がない」

私も経験があります。
「周りの協力を得る」「話し合う」「我慢する」を繰り返してましたが、「人に近づく」という手段もあるようです。

頼るのではなく、少し近くに寄るのです。 「どんなことやってるんですか?」「できることありますか?」「ここが難しくて…」など些細な会話で話を深められます。

難しいかもしれないけど、話合えないチームを話合えるチームにするキッカケに、ぜひ挑戦を!

みんなで、みんなの悩みも解決するデザイン思考していきませんか?
以上です。
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おまけ:面接の際に活かしてください。

制作物や役職の聞き取りだけでなく、やってきたことを役割として言語化してもらい、自分たちがして欲しいことも役割として言語化して伝えられたら、すれ違いも少し減るかもしれません!

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たじま ちはる

画像:たじまちはる

マーケティングとデザイン

ヒトとモノとコトを最適な形で伝えるために、戦略、マーケティングを理解し、目的を達成するためのデザインを行う。
デザインの設計という面を伝えること、デザインとその周囲をつなげていくために、登壇や個人メディアでの発信にも力を入れている。